【家庭菜園】畑の選び方①~農園の設備・アクセス

家庭菜園


神奈川県座間市で野菜の生産・販売を行っています、いけはら農園です。

2024年に独立したばかりの新米農家です。

野菜農家として独立する以前は、体験農園のスタッフとして勤務していました。

「家庭菜園に興味はあるが、何から始めたらいいかわからない、、、」という方に向けて、野菜づくりの魅力や、無理なく続けるためのポイントについてご紹介していきます。







家庭菜園を始めてみたい!と思ったときに、最初に抑えるべきポイントは、

「どの場所で野菜を育てようか?」という点です。

前回の記事では、外部で畑を借りて家庭菜園を始める際の3つのポイントについてご紹介しました。


【ポイント1】農園の設備・アクセス

【ポイント2】区画の広さ・利用期間・開始時期

【ポイント3】栽培の自由度


今回は「農園の設備・アクセス」について、具体例を交えつつポイントをご紹介します。



畑を選ぶポイント:設備について


まずは農園の設備について。

一言で設備といっても、その内容は様々です。

畑で野菜づくりを始めるにあたって、まず絶対に必要になるのが

「野菜の種や苗」

「農作業のための道具」です。





絶対必要!とまではいきませんが、その他にあった方が良い設備としては

「野菜を育てる肥料」

「水やり、野菜や道具を洗うための水道」

「農園内に車を停められるスペース」

などが考えられます。



農園にこれらの設備がない場合は、全て自分で用意する必要があります。


ホームセンターの園芸コーナーやネット通販などを探せば、一通りのものを用意することはできます。

とはいえ、初めて野菜づくりに取り組まれる方にとっては、何を買い揃えていいかわからない...となることも。




農園によっては、基本的な道具や肥料が揃っていて、種苗を配布してもらえるところもあります。

設備が充実している農園の場合、手ぶらで畑に通うことができる点が大きなメリットになります。

汚れても良い服装・靴・手袋など、身の回りのものさえ用意すれば、手軽に野菜づくりを始めることができます。



畑を選ぶポイント:農園へのアクセス


次に農園のアクセスについて。
言い換えれば、「畑に通う頻度」「自宅から畑までの距離」「畑に通う手段」についてそれぞれ考える必要があります。


家庭菜園をしていて、畑に通う頻度はどれくらいになるのか。

個人的な感覚ですが、「夏季は週1回」「冬季は月1~2回」がベストだと感じています。

夏季は野菜も雑草もとにかく成長スピードが速いです。

できれば週1回は畑に来て、手入れをしてあげないと、区画内で雑草や野菜が茂りすぎて、後々大きな負担になります。


反対に冬季は、雑草もあまり生えず、野菜の生育もゆっくりです。

月1~2回の頻度であれば、十分野菜づくりを楽しめると思います。
そのため、畑までの距離はなるべく近い方が、無理なく家庭菜園を続けられると思います。

急な天候の変化にも対応しやすいですし、畑に足を運ぶことで、野菜の細かな変化を見落とさず、適切に対処しやすくなるからです。






また、見落としがちなのが畑に通う手段です。

車を持っていない場合や、農園付近に駐車できる場所がない場合は、電車やバスなどの公共交通機関を利用することになります。

車であれば、農作業の道具や収穫した野菜を積み込むことができますが、電車やバスでこれらをすべて運ぶのは中々ハードです...

農園の場所を確認して、無理なく通えそうかどうかが一つの判断材料になると思います。




もちろん、これまで挙げてきたような設備が充実している農園であれば、そのぶん利用料金は高くなる傾向にあります。

全体的な設備の充実度・利用料金のバランスを見て、自分に合った農園を見極めるのがベストだと思います。

次回の記事では、「区画の広さ・利用期間・開始時期」についてご紹介していきます。

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